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リードα・セミナー化学・センサー化学……学校で配られる問題集、正しく使えてる?

学習方法と進路選択の指導を専門にしています。鳥取県倉吉市に拠点を置く塾「ドリームラーナーズ」です。オンライン指導に対応しており、鳥取県内にとどまらず県外の受験生を指導しています。現役生から浪人生まで幅広く対応可能です。

リードα・セミナー化学・センサー化学といえば、副教材として学校で配られることが多い問題集の代表です。いずれも網羅性について特徴を持っており、高校3年間の全学習内容を押さえています。3つの問題集は学習の流れもだいたい共通していて、基礎・例題・演習・過去問と、ちょっとずつステップを上っていく形式です。

実は、学校で配られた問題集にちゃんと取り組めば、ほとんどの生徒が志望校の化学の入試問題をクリアできる水準に達することができます。受験生の傾向として、ハイレベルな問題集に取り組みたがりますが、オーバーワークに陥っているケースが少なくありません。

学校で配られる問題集の使用法には、ちょっとしたポイントがあります。一心不乱に繰り返すだけではダメ、というわけです。今回は、入試科目のうち「化学」に的を絞って、学校で配られることの多い“副教材系問題集”の使用方法のポイントを解説します。

副教材系問題集だけでは演習不足!早めに過去問を

副教材系問題集は高校3年間の全学習内容を範囲としており、過去問からの出題もされていますが、入試問題がそのまんま転載されているわけではありません。副教材系問題集は単元ごとの学習を前提としています。本来、さまざまな単元の知識を組み合わせて出題される入試問題が、ひとつの単元の知識だけでクリアできるように調整されてしまっているというわけです。

つまり、副教材系問題集を完璧に仕上げても、実際の入試にはぜんぜん歯が立たないという可能性があります。特に、難関大とされる大学の入試問題ほど、副教材系問題集とは違って問題文は長くなりがちです。問題文を正しく理解する読解力と、解答に用いるべき単元を見分ける判断力を養う必要があります。

そのため、受験において化学が必要な生徒は、副教材系問題集はそこそこにしておいて、過去問演習に重点を置くことがポイントのひとつです。

また、過去問には早めに触れたほうが良いと思います。かなり細かい部分の知識を問われることが明らかになるからです。特に、化学を必須とする入試が多い薬学部を目指す受験生は、問題の難しさに早めに触れておきましょう。勉強の集中度がぐっと高まります。

暗記から逃げるな!知識不足では副教材系問題集すら解けません

早めに過去問に触れておくことは、全科目共通の受験勉強のセオリーですが、特に化学の入試を攻略するうえで重要です。

なぜなら、暗記科目としての化学の側面から逃げ腰になっている受験生が後を絶たないからです。数学のように式を操ることができればなんとかなると思われがちな化学ですが、実際は、反応式や化学式など覚えるべき知識の量は、「生物」と同じぐらいに膨大です。

暗記から逃げていると、副教材系問題集すら使いこなすことができなくなります。「分かる・分からない」の課題をクリアする前に、「知っている・知らない」の壁にぶちあたっている受験生は少なくありません。

副教材系問題集が「難しい」と感じた場合、暗記系の教材を用いると良いでしょう。私が見たところ化学の教科書は、網羅性を意識するあまり情報の整理はイマイチと思うからです。そこで、ドリームラーナーズで紹介している定番教材が「化学の必修整理ノート」です。重要事項を穴埋めしていくという単純な構成ですが、最低限の知識は押さえられます。

化学の授業ペースは遅すぎる!自走できる受験生が強い

受験勉強に用いる教材選び以前の問題として、化学入試の難しさは、学校のペースにあわせて進めていては追いつかないという点にあると思います。高校3年の夏休み前まで授業が終わらない学校がほとんどです。

そのため、「学校頼みではなく自走して学習を進められる力」が、化学入試をクリアするうえで求められます。自走して学習を進めると、勘違いや暗記漏れが当然多くなりがちです。このような自分の至らなさと直面したとき、「あ、“わからないこと”がわかった」と前向きに捉えられればかなり有望だと思います。

とはいえ、自身の弱みはついつい見て見ぬ振りをしてしまういがちです。時間が経つにつれて積み重なった「わからない」は足を引っ張る原因です。

受験を前にして伸び悩む成績に課題を感じている受験生は、第三者からアドバイスを受けると意外な弱点がわかるかもしれません。コーチングサービスの利用は選択肢の1つです。ドリームラーナーズは初回無料で相談を受け付けています。頑張るあなたの手助けをいたします。

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