· 

浪人生は弱点を補ってくれる授業形式の予備校を選ぼう

学習法と進路選択の指導を専門とする塾、ドリームラーナーズです。鳥取県倉吉市の教室を拠点としており、オンラインツールを活用するリモート指導に対応しています。中学生から高校生、現役生・浪人生のどちらも歓迎です。

共通テストが終わったばかりの今、ドリームラーナーズのサイトでも浪人関係の記事に注目が集まっています。前回は、浪人を決めたら最初に「原因分析」から着手してほしいことをお伝えしました。

浪人を決めたなら受験結果の原因分析がまずやるべきこと!「行動の不足」を自覚しよう

原因分析が終わった人は次のアクションとして予備校探しを始めていると思います。予備校を決めるとき、自分との相性を冷静に見極めることが大事です。雰囲気や噂に流されてなんとなく決めるべきではありません。

予備校探しにおいて鵜呑みにしてはならない情報の代表例が、合格校や得点アップの実績です。合格校の実績は、難関大学を併願する成績上位者が大勢いれば数が多くなるのは当たり前。もし自分が成績上位者なら参考になりますが、勉強に自信がない生徒にとっては意味が薄い情報です。

一方、得点アップの実績は、部活などの理由で現役時代にほとんど勉強してこなかった人が、浪人時代にきちんと勉強した結果を「共通テストの得点が200点アップ!」などと打ち出すことが少なくありません。勉強に自信がない生徒の学力を伸ばす実績は示されていますが、学力がそこそこある生徒にとっては関係がほとんどないのです。

このように予備校側が発信する情報を鵜呑みにしていると自分にとってのベストな選択をできません。

予備校探しをするとき注目すべき情報はいくつかありますが、ドリームラーナーズが基礎中の基礎と考えているのが「授業形式」です。なじみのある集団授業をなんとなく選ぶのではなく自分の弱点を補うことができる授業形式を検討してください。

浪人生の弱点別!予備校の授業形式のメリットと注意点

① 一人だと怠けてしまう人は「集団授業」

「朝起きるのが苦手」とか「つい遊んでしまう」といった生徒にとって集団授業の相性が良い理由は、教室に行きさえすれば勉強時間を確保できるからです。先生や友達といった人間関係が勉強のモチベーションとして良い習慣を支えてくれます。学習成果を一緒に喜んでくれる先生や、競い合う友達の存在は勉強にとって大事な環境なのです。

要注意!

「一人だと怠けてしまう」という欠点がある人は、集団授業のマイナス効果に注意してください。よくあるパターンが、サボり友達を予備校で作ってしまうこと。地元の予備校に通う場合、高校時代の人間関係が継続されがちなので特に気をつけましょう。

また、集団授業のメリットとして、教室に行けばとりあえず勉強時間が確保されることを挙げましたが、ただ座っているだけでは学力は向上しません。あくまでも予備校の授業時間は学習習慣のペースメーカー。予習・復習など自宅学習がないと予備校に通う意味がないくらいに思ってください。

② 学習方法が分からない人は「個別指導」

学習方法の指導から勉強の進捗管理まで手取足取りやってくれる個別指導は、学習方法が分からない人にオススメです。学習方法が分からないまま集団授業に飛び込んでしまい、一人取り残される心配がありません。

ただ、浪人生を積極的に受け入れている個別指導の予備校はまだ少数派。お値段が高めという難点はありますが、個別指導がオプションとして用意されている集団授業の予備校を探すことも一手です。

要注意!

周囲に気兼ねすることなく初歩的なことを質問できる点が個別指導の魅力ですが、講師と生徒の相性が良くなければメリットを活かしきれません。質問応対力は予備校の特性以上に各講師の個人技による部分が大きいため、体験授業で相性を確認することはとても大事です。講師の指名や変更が制限されている場合もあるので慎重に検討してください。

③ あと一歩で難関大学の合格を逃した人は「映像授業」

あと一歩で難関大学の合格を逃した人は、解答の効率といった試験テクニックに弱点があります。映像授業ではコンテンツの提供元である三大予備校などのノウハウを活用して、試験テクニックを磨きましょう。

映像授業は自分のペースで勉強を前に進められることも難関大志望者にとっての魅力。ハイスピードで一足先にカリキュラムを終えた後、演習問題によって解答の精度を高められため、難関大学合格に必要とされる学力を鍛えられるというわけです。

要注意!

難関大学志望者に適している映像授業ですが、モチベーションの管理の難しさに注意が必要です。確かに、教室に先生や他の生徒はいますが、集団授業ほどの人間関係は生まれません。一人だと怠けてしまう人の場合は、映像授業以外を選んだほうが無難です。

予備校に通っているのに学力が伸び悩んだら?

浪人を決めた直後は、自らの輝かしい1年後に妄想が膨らんでいるので、やる気が爆発している時期です。自分のレベルと弱点を冷静に分析して、入校を検討している予備校との相性を見極めましょう。

ただ、吟味して予備校に入ったとしても学力が伸び悩むことは少なくありません。実は予備校の弱点は生徒それぞれに合わせた学習方法の指導にあります。きめ細かい生徒それぞれへの対応は少数派です。

我流の学習方法から抜け出せないと学力向上ペースは落ちてしまいます。伸び悩む学力に困っている浪人生にとって、コーチングサービスの利用は選択肢の一つです。ドリームラーナーズでは、浪人生の受け入れもしているのでお気軽にご相談ください。

ブログ最新記事