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予備校選びの検討ポイントを解説 自分との相性をよく見極めて

学習方法の指導や進路選択のアドバイスなど受験勉強のコーチングを専門とする塾、ドリームラーナーズです。拠点は鳥取県倉吉市に置いていますが、リモート指導を主軸に据えており、県外の受験生の利用実績が多数あります。現役生・浪人生の両方とも受け入れ可能です。

浪人が決まったら、やむを得ない事情であれば「自宅浪人」という“茨の道”もありますが、原則として予備校の利用は必須だと思ってください。そもそも一人で受験勉強をやり抜けるほどの気力がある人は、浪人せずに現役合格を果たしているものです。

予備校選びでは、万人共通の正解はないため、自分との相性を見極めるのが基本的な考え方です。今回は、予備校選びにあたって検討すべきポイントをご紹介します。

ちなみに、どんな予備校を選択としても活用できなければ意味がありません。こちらの記事では予備校の活用にあたってのヒントを紹介しています。また、「集団授業か?個授業か?」という授業形式を論点にした記事はこちらです。いずれも参考にしていただければ幸いです。

①学習環境(施設・立地・生徒の特徴)

「ここなら集中して勉強できる」と思える予備校を選びましょう。具体的には次に挙げる3つが重要項目です。

自習室

自宅で勉強に集中することは遊びや睡眠など誘惑が多すぎるので困難です。自宅以外の学習環境を確保するため、予備校選びにおいて自習室は非常に重要。自習室のクオリティは予備校ごとに差があるのでしっかり見極めるようにしましょう。

漫画喫茶のブースのように一人一人をキチッと区切ったブースタイプが理想ですが、学校の机や会議室の長机を並べた簡素な自習室もよくあります。必ず現地を訪れて確認してください。

なお、自習室のほか、オプションとして音読室や食事スペースが確保されている予備校もあります。音読や食事のために外出する必要があると手間や時間がかかります。勉強に集中できる環境として、音読室や食事スペースの有無はプラスポイントです。

立地条件

予備校の立地は、移動時間や遊びの誘惑など、勉強の集中度を大きく左右する要素が満載です。論点としては下記のような項目に注目してみてください。

「中心市街地か?郊外か?」

中心部に近いほど便利ですが、お店が多いため遊びの誘惑が満載です。流されやすい性格の人はあえて不便な郊外を選ぶという選択も有りだと思います。

「自宅の近くか?遠くか?」

素直に考えると自宅の近くにあるほうが、移動時間を省略できる反面、なにかとすぐに帰宅してしまうため怠けがちという落とし穴があります。移動中に列車やバスのなかで暗記に取り組みながら気分を切り替えるというスタイルを導入すれば、自宅から遠いことが逆にメリットに転じる可能性があります。両面から自分との相性を考えてください。

通っている生徒の特徴

一般的に、地域の上位校の生徒が集まる予備校のほうが、勉強に集中しやすい環境といえるでしょう。受験勉強に対する本気度が高い生徒が集まっていると、浪人生同士でつるんで怠けるような事態は起こりにくいからです。

また、母校の友達が大勢通う予備校も、勉強に集中する環境としては考え物です。他人に流されやすい欠点を自覚している受験生は、つるんで怠けてしまう事態を避けるため、あえて母校の友達が少ない予備校に通うというのも一手です。

②学習方法の指導クオリティ

自分では気づきにくいことですが、学習方法には必ずなにかしらの非効率が紛れていると思ってください。そのため、集団授業の予備校だったとしても、学習方法の指導は個別に行っているほうが指導のクオリティが高いといえます。例えば、生徒一人一人に担当者がつく予備校は、学習方法の指導はかなり決め細かくやってくれると思います。

予備校によっては、学習方法と進路選択という2つの指導を同じ時間に済ませることもありますが、専用の時間を設けるほうが対応としてはきめ細かくなります。これも検討時にはチェックしてみてください。

具体的に時間を取っての指導のほか、勉強の疑問や悩みへの対応力も大事な検討ポイントです。予備校には、プロの指導者としての講師のほか、大学生がアルバイトとして雇われているチューターがいます。普通、日々の質問に応じてくれるのはチューターですが、その対応力は予備校によって差があります。入校前にはわかりづらいと思いますが、過去の利用者に評判を聞いてみるとよいでしょう。

③進路選択の指導クオリティ

実際に指導を受けてみないとわからない部分ですが、予備校のクオリティを測るうえで欠かせない要素です。先に良くない例を挙げると、志望校を訊ねるだけの確認作業を進路指導のうちにカウントしている予備校もあります。これでは無謀な志望校のまま玉砕したり、勉強のモチベーションがあがらなかったり、いずれにしても浪人生活の効率を下げる要因です。

進路選択の指導は、いわば浪人生活の目標設定。本人の実力と希望を十分考慮に入れて適した志望校候補を提案してくれるような予備校が理想です

しかし、どの学校も資料では都合のよいことばかりを並べています。具体的にどのようなアドバイスを、どんな先生がしてくれたのか、経験者に詳しく訊ねてみるとよいでしょう。少なくとも志望校を訊ねるだけでなにもしてくれない予備校に当たる確率が下がります。

予備校選びの情報収集は能動的に!受け身ではダメ

予備校選びにおいて一番大事なのは自分で情報を得る姿勢です。広告や資料を鵜呑みにしないでください。自分で情報を得るとは、少なくとも入校を決める前に現地を訪れることは最低限してほしいと思います。

できれば経験者の話も聞いたほうがよいでしょう。指導の上手さ・丁寧さは、経験者の話でないとイメージがつきません。ただ、経験者の評価に引きずられすぎるのも考えものです。あくまでも“個人の感想”という点を意識してください。

予備校選びなど浪人生活に不安があれば、一度ドリームラーナーズにご相談ください。予備校とは、入校すればそれでOKというわけではありません。コストと時間をかけた浪人生活を、予備校とは異なる視点でドリームラーナーズがサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

※予備校の活用法に関する記事はこちら

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