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勉強が楽しくなるには、楽しくなるまでやるしかない!「勉強記録」で習慣化を工夫

学習意欲を引き出し、子供の学力向上をサポート。鳥取県倉吉市の教室やインターネットでサービスを提供している学習指導・進路指導の専門塾『ドリームラーナーズ』です。英語の指導は小学生から、学習指導は中学生から大人まで対応可能です。

子供が勉強しないことに焦った親御さんは、時として勉強の楽しさを子供に説明してしまうようです。勉強の楽しさに子供が気づけば、自発的に勉強をするようになるという考え方です。

確かに一理あります。

でも、楽しさを誰かに説明されて認識が変わった経験を、ほとんどの親御さんは持っていないはず。勉強が楽しくなるきっかけの記憶を忘れているから、楽しさを子供に説明してしまうのだと思います。

勉強が楽しくなるきっかけは、説明ではなく子供自身の経験です。

例えば、問題をフィーリングでこなすのではなく、論理的に解答できたとき、子供が勉強する楽しさを感じ始めているようです。ただ、子供が勉強に楽しさを感じるようになるまでには、かなりの時間がかかります。地味な努力に子供の関心を向けることが大事なのです。

「勉強記録」で努力を習慣化!努力を目に見えるようにする

私が思うに、子供に努力を求める親御さんのうち、努力を習慣化する仕組みを子供と一緒に考えている方は少数派です。

でも、仕事の場合に置き換えて考えてほしいのですが、目標を部下に丸投げする会社は努力を継続できていないと思います。「毎日同じ時間に同じ内容の勉強をする」「嫌にならないタイミングで気分転換をはさむ」「自分の得意分野を最初と最後にして気分を上げる」など、努力を習慣化する仕組みが大切です。

ドリームラーナーズでは努力を習慣化する仕組みとして、『スタディプラス』という勉強アプリの「勉強記録」を活用しています。子供が勉強記録をつけたことの通知が届いたら、私が「いいね!」やコメントをつけます。勉強記録をつけるタイミングは人それぞれですが、私は頻繁に通知が届いていないかチェックしています。

ご家庭で勉強記録を実践する場合、「勉強したらノートやカレンダーに判子を押す」というシンプルな方法でも大丈夫。つまり、何でもいいから努力の跡を目に見えるようにすることが大事なのです。

勉強意欲の燃え尽きを勉強記録が防ぐ!結果を褒めるよりも「承認」が大事

勉強記録による努力の習慣化は、感情にまかせて瞬発的な勉強を繰り返す一方で学力が向上しない子供にお悩みの場合、特に効果的です。

瞬発的な勉強は、友達や先輩などに触発されて起こりがちですが、実力とかけ離れた高い目標に向かって勉強を始めるため、私の肌感では、彼らは4日目で燃え尽きています。勉強に着手することは大事ですが、高すぎる目標と自分の落差に打ちのめさるのでしょう。

派手な結果を求める無茶なエネルギー消費を防ぐ効果が、勉強記録にあります。勉強は結果が出るまでには時間がかかりますが、勉強記録が関心を日々の努力に向けるからです。

勉強記録で4日目のしんどさを乗り越えられたら、継続期間が次第に延びていきます。自発的な自宅学習の時間も増えていくでしょう。

もし、勉強記録をつけるという地味な作業を子供が苦手な場合、親御さんの声かけで支えてあげてください。勉強そのものよりも圧倒的に簡単な勉強記録が子供自身にとって望ましい人生を歩むための分かれ道なのです。そのため、ドリームラーナーズは勉強指導の一環として勉強記録をまめに呼びかけています。

勉強は、楽しくなるまで時間かかる苦しい取り組み。勉強の結果を褒めることよりも、親御さんの「承認」のほうが大事です。勉強記録は「承認」の一例。「承認」というキーワードについては別の機会に詳しくお話しますが、まずはご家庭で始めやすい勉強記録から始めてみてはいかがでしょう。

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