共通テスト直前期!私立大受験について知っておくべきこと

「ドリームラーナーズ」は学習方法と進路選択の指導を専門に、コーチングサービスを提供しています。拠点は鳥取県倉吉市に構えています。一般的な学習塾とは異なり、授業を実施していません。その代わり、個別面談とリモート指導で日頃の学習をサポートしています。

12月は共通テストの直前期。この時期は志望校合格のために必要な点数に合わせて、学習に取り組みましょう。本番で実力を発揮するための努力に集中してください。

たとえば、共通テストで6割の得点率を達成するために必要な学力とは、教科書に掲載されている練習問題を完璧に解ける状態だと考えています。6割得点率を目指すなら、あれこれと教材に手を出すことは控えて、教科書レベルの基礎を固めながら、本番練習に取り組むようにしましょう。

 

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共通テスト直前期、最後の仕上げに励む一方で考えておいてほしいことがあります。それは私立受験についてです。共通テストの手応えで私立大受験の有無を決めるのでは遅いと思います。

なぜなら、私立大受験でも共通テスト利用入試を利用できることが多いからです。これを踏まえると、第一志望が国公立大だとしても、第二志望の私立大に合わせて得意科目を仕上げておけば、共通テストに失敗したとき次の手を打つことができます。つまり、共通テストの得意科目の結果を生かして自らの意に沿った私立大受験合格を果たすことができるわけです。

そこで今回は、国公立大と私立大を併願する場合、共通テスト直前期に考えておくべき基本的戦略について解説します。

共通テスト利用入試も二次試験が必要な場合も

私立大受験の共通テスト利用入試とは、大学ごとに二次試験を受ける必要がない単独型と、二次試験が必要な併用型の二種類に大きくわけることができます。呼び名は大学ごとにさまざまです。

基本的には、国公立と私立大を併願するなら単独型を受けたほうが安心です。このほうが、手札を持った状態で第一志望の二次試験に臨めるので志望校合格につながるとの考え方もあります。

ただ、単独型の私立大では意に沿った大学がどうしても見つからない場合、無理するよりも併用型の攻略を目指して戦略を立てましょう。一般に、併用型の二次試験は科目数は少ないとはいえ、最も得意な科目だけで受験できるようにしたほうが得策です。直前期は忙しいと思うので、周囲の力を借りながら進めることをオススメします。

3科目でOKの共通テスト利用入試もある

もう一つ、知ってほしいのが、私立大受験の共通テスト利用入試は、科目数がかなり絞られていることです。

例えば、中堅私大のひとつである近畿大学には、共通テストの任意の3科目で受験できる日程があります。数ⅠA・現社・理科基礎など、学習量が少なくて済む科目だけを選ぶことも可能です。

共通テスト5教科6科目で一定の得点率を達成することに困難を感じていても、得意な3教科だけならできるような気がしてきませんか?

このため、苦手科目が理由で、共通テストに不安が残っている場合、早めに私立大受験を視野に入れておいてほしいと思います。苦手科目の穴埋めに苦しむよりも、得意科目の強化に努めたほうが、より良い結果を残せるかもしれません。それに、得意科目を伸ばすほうが精神的にも楽だと思います。

ただし、共通テスト利用入試の科目選択は、志望校の受験規定をきちんと読みましょう。勘違いが理由で、あてにしていた科目が共通テスト利用入試に使えないなんてことになれば最悪です。

学校や塾の先生もすべてを把握できているわけではないので、人任せにせず責任を持って自分で情報を取るようにしてください。もちろん大人の力を借りるのはOKです。受験規定を誰かといっしょに読み込んで勝負に出るための科目を絞り込むのは一手だと思います。

早めに家庭内で腹を割って話し合おう

受験生の中には、自分を追い込むために私立大受験を拒む人もいますが、これは辞めたほうがいいと思います。追い込んだほうが力を発揮する人がいないとは言いませんが、平常心で実力を発揮できるようにしたほうが安全です。

 

同様のことは、受験生の保護者についても言えます。国公立大に進学してほしいことを理由に私立大受験の話を避けていると、意に沿った進学先をどこにも得られず、浪人をよぎなくされる結果につながりかねません。浪人するにしても、大手予備校通いで一人暮らしさせたりすると私立大進学より費用がかかります。進路選択については早めに腹を割って話合ってほしいと切に思います。

 

国公立大と私立大の併願は、合理的な戦略を立てると受験勉強にかかる負荷が軽くなります。ドリームラーナーズでは、本人の希望に沿ったかたちで進路選択をお手伝いしています。家族内では話し合いが上手くいかないなど進路選択にお悩みを抱えているなら、一度ご相談ください。

 

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