· 

共通テスト直前期!実践的な解答スタイルを練習しよう

学習法の効率改善と本気の志望校選びをお手伝いします。学習コーチングサービスを提供しているドリームラーナーズです。鳥取県倉吉市にある教室を拠点としていますが、リモート指導を活用しており、県外の受験生も利用中です。現役生から浪人生まで幅広い生徒に対応できます。

共通テスト1ヶ月前の過ごし方を受験生の皆さんはどのように計画していますか?直前期にあたる1ヶ月前は、時間配分や解答順序などを工夫した本番用の実践的な解答スタイルの練習に取りかかるべきタイミングです。いわば「仕上げ」の時期というわけです。

満点を目指す勢いで解かなければいけない生徒はごく一部のはず。7割も取れば十分という生徒は、解かなくてもいい難問に気をとられず解ける問題をササッと見付けて潰してく方法を選びましょう。

解ける問題に集中することで、模試ごとの得点率のブレに悩まされている生徒は仕上げの工夫で心配を減らすことができるほか、「時間切れ」の問題に直面していた生徒は突破口が拓けることが少なくありません。

今回は、得点率7割を目標とする受験生に向けて、直前期の仕上げで練習すべき解答スタイルを主要三科目である英語・数学・国語について解説します。

英語:リーディングの大問4は最後に解く

リスニングとリーディングの2つのパートに分かれていることは皆さんご存知と思います。リスニングに関しては、時間配分と解答順序に工夫の余地はないものの、これまでの練習を日々継続して耳を慣れさせておきましょう。ペースを乱さないことが大事です。

問題は、リーディングのパートです。比較的簡単とされる大問1〜3とは対照的に、4〜6は資料や文章の量が増えるので、どうしても解答に時間がかかることになります。特に大問4は要注意です。本文と資料の両方が2つあるため、7割得点でOKの生徒は大問4を後回しにしたほうが良いでしょう。

その他、共通テスト直前期の英語の仕上げ学習法については、下記の記事でも詳しく解説しています。

共通テスト直前期、「実力養成」から「仕上げ」にシフトチェンジを!英語はどうやって仕上げればいい?

数学:各大問の完答を目指さない。効率を心がけて

数学は大問ごとに出題分野が決まっています。例えば、数学ⅡBは大問1が三角関数・指数関数・対数関数、大問2が微分法・積分法と決まっています。なので、問題冊子のどこに自分の得意な分野が出題されるのか把握しておくことが効率の良い解答において有効です。

解答方針として大事なことが、7割得点で十分という生徒は各大問を最後まで解かないということです。解けるかどうかわからない難問に時間を使うより、解ける問題を取りこぼさない方針が得点率を底上げします。

共通テストの数学は時間不足に悩む生徒がとても多い科目です。時間を有効活用するため大事なポイントが、「計算過程は省略する」ということです。記述式に解答するように、計算過程を丁寧に書くことは共通テストのマーク式では求められていません。「わかればいい」という感覚で、要領の良いメモを意識してください。

国語:文学的文章と古文のどちらかを犠牲に

7割目標の生徒は、論理的文章・文学的文章・古文・漢文の4パートのうち、1つを犠牲にする戦略が得点率の最大化に繋がります犠牲にする有力候補が文学的文章または古文です。

文学的文章は主観に囚われて読んでしまうと正答できないのですが、読書量で差が付く部分でもあり、簡単には克服できません。直前期になっても得点率が伸びないなら、相性が悪いと割り切って他の問題に集中してください。

古文については、これは共通テストの科目のなかでも単純に難しいとされているからです。共通テストの古文は、いわゆる“MARCH“に相当する難易度です。似た科目である漢文は極めて常識的なことだけが語られる傾向があるのに対して、古文は話題が多彩です。そのため話の方向性を掴めず、解答が迷走してしまうことが少なくありません。

ちゃんと解かなくてもなんとなくの解答で、一応全問に解答できる国語ですが、きちんと頭を使う時間配分で解答すれば、得点率を伸ばすことができます。まずは4つのうち、どのパートを犠牲にするか決めることから始めましょう。

解答スタイルを持たない実践形式演習は効率が悪い

直前期に練習しておくべき実践的解答スタイルについて解説しました。方針を持たないままでむしゃらな実践形式演習をする学習法は効率が良くありません。部活動に例えるなら、漫然と練習試合をしても進歩がないことと同じです。自分の解答スタイルを決めたうえで、実践形式演習に取り組んでほしいと思います。

ただ、真面目な生徒が実践的な解答スタイルに馴染めないことはよくあります。解けない問題を諦めることができず、完答を目指そうとしてしまいがちだからです。スポーツでいえば無駄な力が入っている状態にあたります。力を抜くポイントに気づかせてくれるコーチがいれば心強いというわけです。

自分の解答スタイルをモノにするため、学習コーチングサービスを利用してみると直前期でも突破口が見えるかもしれません。ドリームラーナーズは初回無料で相談を受け付けています。本番で実力を確実に発揮するためのお手伝いを致します。

ブログ最新記事