現役生から浪人生まで、受験勉強向けコーチングサービスを提供しているドリームラーナーズです。学習方法や進路選択など、指導を専門としています。自習もできる教室が鳥取県倉吉市にあるほか、リモートツールを使って県内外の生徒を指導しています。
翌年の試験に向けて受験勉強のスタートを切るシーズンにあたる3月、「1日に必要な勉強量」について訊ねる質問が増え始めます。日々目標を持って過ごすことは正しいスタンスですが、1日に必要な勉強量を私は回答できません。
勉強を進めていく効率は生徒ごとに異なります。1日に必要な勉強量は各自が導き出すステップが必要です。
勉強に力を入れてこなかった生徒は、要領がいまいち解っていません。受験生の皆さんには、勉強の成果を表す「学力」に加えて、勉強を進める効率を表す「勉強力」を把握する必要があります。
今回は、今まで勉強に力を入れてこなかった生徒がドリームラーナーズの利用を始めるとき、実践している勉強力の把握の手順を解説します。
勉強力の把握は基礎固めの3ヶ月で!
勉強力の把握には、基礎レベルの参考書を使っています。やる気に満ちあふれている春は、高度な問題集をやりたがる生徒が少なくありませんが、そもそも勉強が苦手な生徒は授業で教えられた基礎的な内容すら、ろくに覚えていません。解けるはずのない問題に取り組んでも、効果は薄いので、地道に基礎の“抜け”を埋める作業から始めていきましょう。
基礎レベルの参考書は、下記ページを参考にしてください。
これらの参考書を科目ごとに取り組んでもらうわけですが、完了までの目標期間は3ヶ月です。この期間に、基礎を固めていくと同時に、勉強力の把握に努めるというわけです。
実は、多くの生徒が、3ヶ月もかからずに基礎レベルの参考書はやり終えてしまいます。というのも、勉強力が高まるにつれて、教材を進めるペースはどんどん加速していくからです。この加速の程度は、生徒ごとに異なります。受験生活が始まった段階で、「この程度の量であれば、●●日で完了する」といったペースを、加速度もふまえて把握できるというわけです。勉強力を最初に把握しておけば、残り時間や余力をあわせて考えることにより、自分の伸びしろが見えてきます。
基礎固めが終わったら次のステップは?
3ヶ月で基礎固めを兼ねた勉強力の把握を終えたのち、いよいよ志望校合格に向けた学習が始まります。ひとつ注意してほしいのが、志望校対策といっても過去問をたくさん解けば良いわけではありません。過去問に着手するのは、冬になってからでも十分です。
7月〜10月にかけてはまだ余裕があるので、単元ごとのまとまりで学習に取り組んでいくように指導しています。学習内容が、関連づけられた知識のネットワークとして頭に入ってくるため、定着度の高いというわけです。
過去問演習は、志望校の問題形式に慣れることが主な目的です。まだ余裕がある時期は自分の実力を伸ばすため、単元ごとの勉強を進めていくようにしましょう。
ただ、志望校に関する情報収集は、日常生活にちょっとずつ取り入れていくと良いと思います。実際に演習まではする必要はありませんが、出題傾向や難易度を押さえておくと志望校合格と現在地点の距離感を知る手がかりになります。モチベーションを保つために役立つ習慣です。
基礎のつまづきはちょっとしたきっかけで解消されるが…
基礎固めと勉強力の把握に費やす期限を3ヶ月としましたが、実際、これはかなりギリギリです。言い換えれば、4月にスタートすれば、6月いっぱいで基礎固めを終えてください。基礎固めは、いうなれば受験勉強を進めるための準備です。その先の、志望校対策の時間を少しでも多く確保したいというのが私たち指導者の本音です。
ただ、基礎を固めている最中で、スムーズに通過できない“つまづき”が生まれてしまうことも当然有り得ます。基礎のつまづきは、視点を変えるちょっとしたキッカケがあれば、スッと次に進めますが、自分1人で悩んでいると思わぬタイムロスに繋がります。
学校や塾の先生が“つまづき”を解消してくれるコーチの役目を果たしてくれれるのが1番ですが、実際問題として、満足なサポートを得られていない生徒は少なくないのでしょうか。そういうときはコーチングサービスを利用すると、頼りになる味方を得られると思います。
ドリームラーナーズでは、つまづきの解消サポートを始めとして、学習成果の確認テストや、ちょっとした学習のモヤモヤのカウンセリングなど、受験勉強に役立つコーチングサービスを提供しています。初回相談は無料につき、お気軽にお問い合わせいただけると幸いです。