鳥取県倉吉市で進路指導・学習指導の塾を運営するドリームラーナーズです。
夏休みも終わりにさしかかりました。進路選択がまだの生徒も、いよいよ進路を本格的に決めるタイミングがやってきます。
「将来の夢がない」と焦っている生徒には、『将来の夢がないという生徒に進路指導の専門家が伝えたいこと』を読んで、まずは落ち着いてもらいたいと思います。
今回は、「将来の夢がない」から焦っているというよりは、進路を決めかねている生徒に向けて、進路選択において納得が重要なことを伝えたいと思います。さらに、納得するためにはどのような行動が必要なのかということにまで踏み込んでいきます。
『納得』なしだとヤバい迷い方をしてしまいがち
ドリームラーナーズは、「なんとなく」で進路を決めることは、無駄に迷う未来を生むと考えています。
なんとなくみんなが進学するから大学進学……
なんとなく偏差値が自分にあっているから●●大学……
なんとなく就職がよさそうだから◆◆学部……
こんな風に、ずるずると「なんとなく」が連鎖している生徒はいませんか?
「なんとなく」は連鎖してしまいます。
そしてある日、「あれ?自分はなぜ、コレをしているんだろう……」と気がつく日がきます。
気がついたときが、早ければまだ手の打ちようがあります。
でも、遅きに失した時は悲惨です。
アテもないのに仕事を辞めてしまったり。
訳の分からないセミナーでウン万円をぼったくられたり。
実績のない業界で起業して借金を負ったり。
人生のヤバい迷い道に突入です。
とはいえ、上に挙げた例はまだマシです。
『行動』を起こしているからです。
人生の主導権は、本人の手にまだあります。
ニート、引きこもりのリスクにこそ注意すべきです。
なぜなら『行動』を自分で起こせなくなってしまうから。
『行動』できない人生は、周りに依存する人生です。
そんな人生を生徒に送ってほしくないと、ドリームラーナーズは考えています。
高校生の進路選択の時点で、「なんとなく」の人生から脱出しましょう。
そのための納得なのです。
「たられば」思考を脱け出そう
それでは、進路選択に納得するにはどうしたらいいのか?
ドリームラーナーズは、ここでも『行動』するしかないと考えています。
人生のヤバい迷い道へ踏み込んでしまうのはなぜか。
それは、「あのとき、ああしていたら」「あのとき、ああしていれば」といういわゆる「たられば」に陥ってしまうからです。
「たられば」なんていくら考えても、過去は変わりません。
それなのに「たられば」を考えていると、過去の蓄積=自分の現状を否定しようとする。
それで、親類から見ても「絶対騙されている!」というような脈絡もない崖っぷちに突っ走り、社会的自殺行為に駆られてしまうのです。
しかし、実際に『行動』するとどうなるでしょう?
「あのとき、あのように行動したから、ああなった」と賢い選択ができます。
一方で、「あのとき、あのように行動したので、自分には向いている!」とオルタナティブな自信をもつことができ、人生の命綱を手にすることもできます。
「たられば」思考から「からので」思考への成長です。
成熟した論理的思考の芽生えとも言えます。
そのため「なんとなくの進路選択」とは根本的に違います。
納得に限りなく近づくことができるのが、「からので」思考なのです。
『行動』を妨げる自分万能主義
「たられば」思考から、「からので」思考への成長過程では、「自分万能」主義という壁にぶちあたります。
ドリームラーナーズは、将来の夢の重要性は説きますが、夢が万能とは言いません。
自分の特性を理解した将来の夢こそが重要です。
しかし、口にこそ出さないものの、よくよく話を聞いてみると「自分は実はできるんだ」という幻想をもっているから、『行動』できなくなっている生徒が、よくいます。
これが「自分万能」主義です。
「自分はなんでもできるはず」という幼稚な考えを、「現実は厳しい」という大人な考えで打ち消しながら、その幼稚な考えを守るために、『行動』しなくなってしまうのです。
思春期ならではとも言えます。
ドリームラーナーズは、「自分はなんでもできるはず」という幼稚な考えが残っている思春期なうちに、十二分に失敗してほしいと思っています。
そのうち「現実は厳しい」のほうが強くなってしまうのですから。
『失敗』に対して賢くなろう
「失敗は成功の母」とは陳腐なほどに思春期にささやかれる言葉ですが、ドリームラーナーズは次のように続けたいと思います。
「失敗は成功の母。しかし甘えてはならない」と。
『検証』あるいは『評価』のプロセスを経れば、失敗は経験に昇華できます。
失敗に対して賢くなれば、『行動』を怖れることはなくなるはずです。
未来をともに創るパートナー・ドリームラーナーズでした。