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共通テスト直前期、「実力養成」から「仕上げ」にシフトチェンジを!英語はどうやって仕上げればいい?

学習方法と進路選択の2つに絞った指導をしています。授業をしない塾のドリームラーナーズです。自習もできる教室が鳥取県倉吉市にあるほか、テキストや映像によるチャットツールの活用でオンライン指導も行っています。現在、現役生から浪人生まで県内外の生徒を指導中です。

10月以降は、共通テストの直前期にあたります。共通テスト対策に力を入れることは大前提として、直前期は実力養成よりも仕上げの学習に注力してほしいと思います。実力養成は学力の向上を目指すものである一方、仕上げの学習とは「実力の100%の発揮」を目指す学習です。つまり、模試の成果を本番で確実に再現するために準備していくわけです。

しかし、春や夏と同様の学習スタイルを直前期に選択して、「ラストスパート」のごとく、がむしゃらに頑張ってしまう生徒が少なくありません。受験勉強における実力養成と仕上げの間にある違いが上手く伝わってないのでしょう。そこで今回は共通テスト直前期に必要な仕上げの学習を、英語について説明します。

 

 

直前期に入ったら英語は毎日やりなさい

直前期に入ってからは、共通テストのリスニング練習を毎日やるようにしてください。リスニングは、スポーツ的な側面の強い分野で、練習を欠かしてしまうと耳の使い方が鈍ってしましまうからです。地道な方法ですが、成果を確実に出すことのできる数少ない学習方法です。

もしリスニングの点数が著しく悪い人であれば、基礎知識が足りていない可能性があります。1ヶ月前でも、基礎知識をちゃんと押さえておけばリスニングついては点数が伸びるかもしれません。直前期にリスニングを補強するのであれば、『共通テスト英語〔リスニング〕 満点のコツ(教学社)』がオススメです。基礎知識を押さえたら、別の記事でも紹介した『短期攻略 大学入学共通テスト 英語リスニング (駿台文庫)』で実践練習を積んでおくと良いでしょう。

リーディングは「試験の練習」を意識して!

直前期のリーディングの学習は、「試験の練習」を意識しましょう。時間配分が、共通テストにおいて失敗しがちなポイントだからです。

時間配分の失敗には、2つのパターンがあります。

1つ目は、全文を読もうとしているパターンです。共通テストの英語に登場する長文の数は、大問6題を通して合計すると約11題。これだけの長文を全部読もうとすると、時間が足らなくなるのは当然です。解答に必要な文章に絞って読むテクニックを使う必要があります。

2つ目は、全ての大問を解こうとしているパターンです。比較的簡単とされる大問1〜3は完答してほしいぐらいなのですが、大問4〜6は事情が変わります。解ける大問を完答すればOKです。逆に、全てを完答しようとすると、解けたはずの問題の取りこぼしで得点率が下ブレします。つまり、リーディングの大問4〜6において「解く?解かない?」の見極めを、直前期に練習しておくべきというわけです。

問題の難易度が生徒それぞれによって微妙に異なるため「見極め」の技術を一括りで語るのは難しいのですが、実践形式演習を重ねることで自身の傾向を掴むことができます。本番で無謀なチャレンジをしない訓練とも言えます。7割の得点率で志望校に合格できる生徒がうっかり満点を目指したせいで結果が下ブレしてしまうことが少なくないので、心して取り組んでほしいポイントです。

直前期の実践形式演習のポイントとは?

実践形式演習は、解答後の復習方法にも直前期ならではのポイントがあります。まず、解説にある問題文の訳文をじっくり読んではいけません。かなり洗練された訳文なので、習得できる生徒は非常にハイレベルな一握りの人たちです。正誤を確かめる程度に留めておきましょう。「正しい訳し方を暗記する」といった学習方法は時間の無駄です。

もう一つ、直前期にやってはいけない学習方法があります。解説を読んで問題を解けた気分になってはいけません。仕上げの学習に集中するなら、解答の正誤を確認した後、間違えた問題について解説を読むのではなく、自力で正答に辿り着くロジックを見つけてください。解説を読まないと正答のロジックがわからない問題は、あなたが試験で解く優先度の低いというわけです。解説を読むのは時間の無駄ですし、実力を勘違いする原因にもなります。

直前期は結果にフォーカス!合理主義を貫いて

共通テストの直前期に英語の仕上げの学習方法を進める方法について説明しましたが、「実力を100%発揮するため」という一番大事な考え方を肚落ちさせてほしいと思います。仕上げの学習法の基本は、英語に限らず全科目で共通しているからです。

頑張る生徒ほど、完璧を目指して模試以上の点数を本番で目指したために、下ブレした結果を残すことが少なくありません。受験勉強では「頑張る」という精神主義の優先度が高いフェーズも確かにあるのですが、直前期は合理主義に徹したほうが結果に繋がります。

合理主義に徹する時、ポイントになるのが解けない問題は解かないという「見極め」の力です。学習時間をきちんと確保するような努力家の生徒ほど、問題の見極めが苦手な傾向にあります。学校や塾の先生が個人の傾向を押さえてくれているのなら彼らに相談するのがまず一手です。あるいは、コーチングサービスに相談するという選択肢も有り得ます。ドリームラーナーズは、初回無料で30分の相談を受け付けています。検討候補に入れてもらえれば幸いです。

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