【将来の夢】研究者になるなら大学教授に会いに行こう

鳥取県倉吉市で進路指導・学習指導の塾を運営するドリームラーナーズです。

 

長期休暇のシーズンになると、オープンキャンパスも多くなり、志望校を訪れる生徒も増えてきます。

 

4年間という長い期間を過ごす場所を実際に訪れ、本当に大丈夫かどうか「味見」してみるのは大切なことです。また辛い受験勉強を乗り越えるために、志望校に通っているイメージをリアルに描くことは効果的です。

 

ただ、「将来の夢は、研究者」というくらい、学問に対する意識が高いのならば、「味見」と「イメージトレーニング」にとどまらず、「ぶつかり稽古」に挑みましょう。(「ぶつかり稽古」とは個人競技でよく用いられる用語で、自分より高い力量の相手に、全力で立ち向かう練習法のことです)

 

そこで大学教授に会いに行くことが、おすすめです。今回は、その理由・方法と、注意点を説明します。

将来の夢が研究者ならば、中学・高校のうちから大学教授に会うべき理由

中学・高校の生徒のうちに「将来の夢は、研究者」と言っていても、大学で研究に挫折し、研究者にはならない選択をする人も少なくありません。


将来の夢は、確かに段階的に変わっていくものです。しかし「大学に入って、研究とはどういうものか初めて知った。自分には合わないと思った」という風に、夢破れるかたちで将来の夢を変えてほしくないと思います。

 

進路指導を行っているドリームラーナーズの考えでは、大学は目的ではなく、将来の夢をかなえるための手段です。なので、研究者・ビジネスマン・起業家・公務員などそれぞれの将来の夢に最適な大学選びがあります。

 

 

「研究者になりたい」という生徒には、ドリームラーナーズは全力で「研究者になるための学習指導」を行います。支払った費用と時間を大切にする意味で、初志貫徹してもらたいと思っています。

 

中学・高校の生徒は、研究に対して「好意的誤解」を抱いています。これらが大学進学したあとで、初志貫徹できない原因になります。

 

研究に対する「好意的誤解」を解くために、実際に、研究者の代表格である大学教授に会ってみることが必要なのです。

 

「好意的誤解」が「リアルな理解」に変わっても、中学・高校のうちから「将来の夢は、研究者」と言えるのであれば、大学に入っても研究に挫折することなく、初志貫徹できることでしょう。

大学教授に見せる「研究」を始めよう

たとえば、

 

「将来の夢は研究者。でも大学教授に会ってなにを話そう?」

 

この疑問は必要です。大学教授はとても研究・授業・試験・学会・教授会・その他事務などなど質量の大きい仕事を兼務しています。そんな大学教授の時間を「いただく」のですから、準備は最低限の礼儀なのです。

 

しかし、研究のことは何もしらない中高生が、大学教授と会話を成立させるのは至難の業です。

 

そこで、ドリームラーナーズが提案したいのが、「自分なりの研究結果にコメントをもらう」ということです。

 

素朴でも未熟でもかまいません。研究テーマを決め、仮説を導き、実験(出来る範囲で)を行い、考察を行う。内容ではなく、やり方の巧拙を見てもらうのが目的です。

 

見せることで、あなたの研究レベルや興味の対象が、大学教授に伝わります。見ず知らずの中高生に会ってくれるくらいの情熱がある大学教授なら、研究に対する認識のギャップを埋める考え方を教えてくれるかもしれません。あるいは、「君の興味の対象はこっちじゃない?」と他の先生や大学を教えてくれるかもしれません。

 

受験勉強があるなか、自分なりに研究をするのは大変です。しかしその大変さを面白いと思えるか。それが研究者の資質です。

注意の大前提:ピュアであること

大学教授が、見ず知らずの中学生・高校生にあってくれるとしたら、それは純粋な善意です。

ですから、下心をもつのは、無礼にあたります。ピュアな気持ちで臨みましょう。

AOや推薦のために会いに行くなどあってはなりません。(そもそも、便宜を図ったら、大学教授のクビが飛びます)

 

その他、細々としたことについては、京都大学のサークルが、大学生むけに「研究室訪問のマナー」をまとめたものが分かりやすいです。中高生が参考にしても全く問題はないと思います。

 

長期休暇を利用してできることは、勉強だけではありません。勉強に没頭しないことも大切です。学問自体に興味を持ち、行動してみることは、時間を自由につかえる長期休暇だからこそできるのです。

 

大局観をもって受験勉強をしましょう。

鳥取県倉吉市で進路指導・学習指導の塾を運営するドリームラーナーズでした。

 

ブログ最新記事